１．そもそも、ドローンはどこで飛ばせるの？

「最近ドローンを購入したけれど、どこで飛ばしていいのか分からない…」
「国土交通省への許可が必要なの？」
「レッドゾーン？イエローゾーンって何？」
そんな疑問を抱える方が増えています。
ドローンは趣味としてもビジネスとしても魅力的ですが、法律や規制が関わるため、安心して飛ばすには正しい知識と手続きが欠かせません。

２．ドローンを飛行させることができたとして、その手続きの方法は？

ドローンは購入しただけでは自由に飛ばせるわけではありません。
安全に、そして法律に従って飛行させるためには、次のような手続きが航空法により義務付けられています。

📑 機体登録

国の登録制度により、ドローンの機体情報を届け出る義務があります。

🔖 登録記号の表示

登録が完了すると「登録記号」が付与されます。
機体に表示することで、誰のドローンかを識別できるようにすることが義務付けられています。

📡 リモートIDの搭載・登録

- 2022年以降、一定の機体には「リモートID」の搭載が必要となりました。
飛行中のドローンが誰の持ち物か識別できるようにすることが義務付けられています。

🛂 飛行許可・承認申請

人口密集地・夜間・目視外などの飛行には、国土交通省への許可申請が必須です。

📝 計画通報（飛行計画の提出）

特定の飛行を行う際には、事前に飛行計画を通報する必要があります。
これにより、関係機関が安全管理を行えるようになります。

📔 飛行日誌の作成・管理

安全管理やトラブル防止のため飛行ごとに日誌を記録し、運航履歴を残すことが義務付けられています。

⚠️ 事故・インシデント報告

万が一事故や重大インシデントが発生した場合は、国土交通省や関係機関への報告義務があります。

３．その他の法令

ドローンは航空法だけではありません。他の法令等にも注意が必要です。

🏠 条例

公園や河川敷などは自治体ごと条例を定めているため、事前確認が欠かせません。

🏛 小型無人機等飛行禁止法

国会議事堂・皇居・原子力発電所など、重要施設やその周辺では法律により飛行が禁止されています。
違反すると罰則の対象となるため、事前確認が欠かせません。